2020/01/22

うずしお交遊塾を実施しました!

令和2年1月15日(水)~18日(土)の間、国立淡路青少年交流の家でうずしお交遊塾を開催しました。
(ボランティア、高校生リーダーは前日の14日(火)から参加)

異年齢の子どもたちが通学しながら社会教育施設で集団生活するこの通学合宿は、例年、南淡中学校区に通う小中学生を対象にしていました。今年度はその範囲を拡大し、三原中学校区に通う小学生にも参加していただきました。今日はその模様をお届けします。

1月14日(火)
ボランティア、高校生リーダー事前研修

ベテランボランティアの大学生2人と、今回が初ボランティアの高校生2人が交流の家に集まりました。「ボランティアとは」「小学生との関わり方は」「交流会をどうするのか」「ロープワーク」・・・。うずしお交遊塾で必要なスキルやマインドについて理解を深めます。

1月15日(水)
みんなで仲良くなろう!

昨年度、一昨年度のリピーターもいますが、ほとんどの参加者は初顔合わせ。しかし小学生のコミュニケーション力は凄まじく、あっという間に友達になっていきます。ボランティアや高校生リーダーの考えたレクリエーションの甲斐もあり、参加者は大盛り上がり!

交流会の後は、ミニ講義「ロープワーク」です。巻き結びと角縛りという2つの結び方を練習しました。

1月16日(木)
3Dハザードマップ(立体)を作ろう!

兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科 准教授 嶽山 洋志様を講師にお招きし、段ボールを切り抜いて立体地図を作る方法を教えていただきました。平面ではわかりにくい「なぜここまで津波が?」という疑問も、立体地図で見れば一目瞭然です。かなり緻密な作業を長時間続けましたが、最後まで集中して取り組む姿、最後まで掃除をする姿に感動しました!

1月17日(金)
防災サバイバルキャンプを体験してみよう!

最低気温が5度を下回る予報の中、防災サバイバルキャンプを実施しました。竹・ブルーシート・荷造りロープを駆使し、一夜を過ごすことのできるシェルターを作り、そこで宿泊するという、チャレンジ色の強い企画です。指先がかじかむ中でも、班のメンバーで協力し骨組みを組んでいく姿には、頼もしさすら感じました。奇しくもこの日は阪神淡路大震災からちょうど25年目。力を合わせて、困難を乗り越えようとするスピリットは今も25年前も変わりません。

1月18日(土)
防災食を作ろう!

朝食・昼食は野外炊飯場で「パッククッキング」と呼ばれる防災食作りにチャレンジしました。災害時や避難生活では水不足がつきものですが、この調理法では、少ない水で複数の料理を作ることができます。この日は朝食に蒸しパン、昼食に親子丼、煮込みそうめんを作りました。また、着火にはメタルマッチという火打石のような着火道具を使いました。大人でも慣れていないと四苦八苦する道具ですが、隙間時間に練習していた子ども達は、ものの数分で火おこしに成功しました。参加者の全員が、自分たちで考え、自分たちで判断し、自分たちでより良くしようと工夫し、自分たちで喜び合う、素晴らしい炊飯活動になりました。

南海トラフ地震をはじめ、様々な災害が日本を襲うことは確実と言われています。今回参加してくれた皆さんには、ぜひ将来の防災リーダーとして地域や家族を守っていただきたく思います。

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