今回のテーマは「フットプリント」です。
「フットプリント」とは「足あと」という意味の英単語で、環境の分野ではエコロジカルフットプリントという言葉もあり、人間活動が地球環境に与える影響を示す指標だったりします。
さて、それでは今回のタイトル「服の足あと」に戻りましょう。
普段なかなか意識することは難しいですが、当然、皆さんが今まさに身に着けている衣類にも「足あと」があります。
例えば、「素材」に着目すれば、コットンなのか、ポリエステルなのか、皮なのか。
それらはどのように調達(栽培)されたのか。等です。
その他にも「フェアトレード」という言葉もあるように、「誰が」「どのような労働条件」で作ったものなのか。等も足あとといえるかもしれません。
まだまだ考えられることはあって、その製品の製造や輸送のために消費したエネルギーがどの程度で、それらはどれくらいのCO₂を排出しているのかといったことも考えられます。
さらに言えば、皆さんが着なくなった衣類は、その後どこに行くのでしょうか。リサイクルショップ?寄付?それとも燃えるゴミ?
こういった問題は、何が正しいか正しくないかではなく、「ちゃんと自分の頭で考えているかどうか」ということが大切なのではないかと感じました。
SDGsにも「つくる責任 つかう責任」という目標がありますが、まずは、知ること、考えること、気づくことがつかう責任を果たす第一歩かもしれないですね。